そもそも内祝いって何?という方もいらっしゃるかもしれません。
筆者自身も、前職で熨斗を担当するまでは「なにかあげたときにお返しするもの」という認識くらいで最近まで大して知りませんでした。
今回は、そんな“内祝い”について紹介しますので是非最後までご覧ください。
目次
内祝いとは?
そもそもよく耳にすることのある内祝いとは、出産や入学祝、結婚祝などで贈りものをいただいたときに、先方に感謝の気持ちを伝える手段として贈るものです。
「内祝い」自体は、本来は親戚や近所の人など「身内のお祝い」という意味からきています。
おめでたいことがあったときにその喜びを分かち合う意味があるんですね!
幸せのおすそ分け、というような意味合いを持ちます。
もともとは親戚や近所の人とのお祝いであったことから、本来はお返しという意味ではなくなにも贈り物をしていない人にも贈っているものでした。
ただ、最近ではいただいたときにお返しとして贈るという意味合いを持つことの方が多くなりました。「お返し」というと相手に失礼になってしまうのを避けるため「内祝い」といった言葉を用いているのもしれませんね!
半返しって聞くけどあってるの?金額の相場は?
結論は、正解です。
内祝いとしてお返しで渡すものの金額は一般的に半分(1/2)くらいから1/3が相場とされています。
先方からいただいたものの半分、ということを頭にいれておくと困らないですよ
もし、高額なものをいただいたときは1/3程度の金額のものをお返しすることが一般的とされています。
例えば1万円程度のものをいただいたときは3,500~5,000円くらいのものを渡すとベストです。
相手のシチュエーションやほしいものに合わせて贈ると喜ばれます。普段食べないようなお菓子なども良いですね。
自分の好みでなく、先方に合わせたものを必ず贈るようにしましょう。
また、食べ物の場合は、アレルギーや賞味期限といったことにも配慮が必要です。
落花生や小麦など、アレルギーの有無と成分は必ず確認しましょう。また、期限が短すぎるものだと相手の時間がなく食べられなかった…なんてことも。
せんべいなど日持ちするものにすると喜ばれますよ。
現金以外のものをいただいた場合
また、いただいたものが現金だけとは限りませんよね。
いただいたものが現金でなく、モノのときは値段をインターネットなどで調べることもあると思います。ですが、一番大事なことは金額でなく、相手からいただいたという気持ちです。
それでもいただいたものの金額が全くわからない、というときは親しさにもよりますが、2,000~3,000円程度のものを内祝いとしてお返しすることが一般的です。
少額のお祝いをいただいた場合
少額なちょっとしたお祝いとしていただいた場合は、お返しをすること自体を悩むこともあるかと思います。
そういった場合は、プチギフトのような1,000円程度のものをプレゼントすると喜ばれますよ。
グミやクッキーなどと一緒に手書きのメッセージなどを同封して感謝の気持ちを伝えるのもいいですよね。
ちなみに私は友人からいただいた出産内祝で嬉しかったものは、ちょっといいハンドクリームです。自分でなかなか買わないけれど、もらって嬉しいものだとワクワクしますよね。
さいごに
内祝いとはそもそもみんなで祝おうという“身内”の内からきているものなんです。
この金額の半分、といったことにはこだわらず、相手の気持ちに立ったお返しギフトとして渡すと喜ばれること間違いなしです。
親戚など判断に迷った場合は、両親などもっと近い親族に聞いてみるのも手かもしれませんね。